2015-05-21 第189回国会 参議院 厚生労働委員会 第13号
○参考人(伊藤建雄君) そのとおりだと思います。 〔委員長退席、理事福岡資麿君着席〕 今の医療でさえ、高度な負担を伴う生物製剤の服用を続けなきゃならないような治療については、なかなか家庭の経済を考えてちゅうちょするということはいっぱい起きておりますし、やはり、一つは、詳しく教えていただくにしても、受け止める側の受け止め方、あるいは受け止める能力、あるいはそのときの精神状態とか様々にあるわけですから
○参考人(伊藤建雄君) そのとおりだと思います。 〔委員長退席、理事福岡資麿君着席〕 今の医療でさえ、高度な負担を伴う生物製剤の服用を続けなきゃならないような治療については、なかなか家庭の経済を考えてちゅうちょするということはいっぱい起きておりますし、やはり、一つは、詳しく教えていただくにしても、受け止める側の受け止め方、あるいは受け止める能力、あるいはそのときの精神状態とか様々にあるわけですから
○参考人(伊藤建雄君) それは、実際に今まで起きている医療事故あるいは医療裁判とそう本質的には変わらない現象が起きるのではないか。つまり、患者が弱いというのは、申出をした医療だから弱いのではなくて、基本的に、それがなぜ起きたのか、どういうところに原因があるのか、あるいはこれはやむを得ないと思われるのかどうかというのは、やはり専門家の方々の御判断をいただかなきゃならないわけですけれども、そのときに大きな
○参考人(伊藤建雄君) ありがとうございます。 冒頭ですけれども、難病法の成立には大変お世話になりました。ありがとうございました。 患者申出医療に関しては、少し私どもの資料を持ってきておりますが、それでなく、今日は具体的な、口頭で申し上げたいと思います。 患者申出医療に関しては、混合診療への道を開くのではないかとか、あるいは自己責任の問題であるとか、安全性についてなど、様々なことで有識者の皆さんや
○参考人(伊藤建雄君) 行政の取り組むべき課題というのは非常に多いというように思っております。それは、先ほども述べましたように、難病という病気にかかっているのは特別な人、特別な人間ではなくて、一般の方々と同じように地域社会で普通に生活を送っている人たちであり、またそのような権利は保障されるべきものだと思います。 病気のことだけを考えていきますと非常に範囲は狭くなりますけれども、生活もしていく、しかも
○参考人(伊藤建雄君) 今回のこの法案というのは、本当に幅の広い角度から本当に幅広い対策を実施する基になるものだと思います。患者にとって、あるいは病気によっては様々な受け止め方もありますし、また従来から対策に入っていたものとそうでない疾患との受け止め方の区別はありますけれども、しかし、国によって法律ということになって、全国どの市町村でも同じ法律に基づいた対策が行われるということについては大変心強いものがあります
○参考人(伊藤建雄君) この度は、このような機会を与えていただきましてありがとうございます。 お手元には、衆議院の厚生労働委員会で発言したものをお配りさせていただいております。大変失礼なことかとは存じますが、しかし、参議院、衆議院にかかわらず、私たちの思いは全く同じものであり、私個人としても心からの思いを込めたものであります。どうか、この資料を皆様にもお配りさせていただいたことをお許しください。
○伊藤参考人 これからどういう取り組みをしていくかということなんですが、今の難病法というのは、いわばこれから日本が取り組むべき、難病というものを土台にした、いろいろな国民の病気や、病気による生活の困難や、さまざまなものに対する取り組みの大きな土台になっているというように思うんです。ですから、さまざまな問題がこれからいろいろ取り上げられていくと思います。 必ずしも全てが行政が取り組まなきゃならない問題
○伊藤参考人 御質問ありがとうございました。 どのように位置づけられるかということ、きょう、この場所に患者、家族の団体がたくさん参加させていただき、それぞれの意見を述べさせていただいているというこの現実が、一つは、この法案の特徴といいますか、評価なんだろうと思います。 さまざまな問題があり、さまざまな難病があり、幾つもの課題はありますけれども、しかし、それを一つ法律という形にまとめ、そして、このように
○伊藤参考人 本日は、このような機会を与えていただきまして、委員長初め皆様に心から感謝申し上げます。 昭和四十七年の難病対策要綱の制定来、数多くの実績を上げてきた難病対策が、総合的な難病対策として念願の法制化を迎えるに当たり、一九七二年当時の難病対策要綱をつくるに当たっての、国会での熱い思いのこもった真摯な論議や参考人の方々の御発言と患者、家族のこの対策に寄せた希望と大きな期待とを思い、感慨深いものがあります
○参考人(伊藤建雄君) そもそも様々な福祉の制度をばらばらに医療費の支援、助成というのが盛り込まれたのは、基本的には、保険医療制度の不備な点あるいは充実していない点、医療保険制度での様々な不備などを補うためにそれぞれの法律で上乗せしていくというか、補うということでつくられてきたものだと思うんです。それによって、成立した時期や経過によって性格がそれぞれ異なる、それは当然なわけです。 それをずっとこのまま
○参考人(伊藤建雄君) 今、谷議員がおっしゃったように、本来、医療は医療できちんと行われると、様々な欠点や不備を克服して医療は医療で。そして、福祉サービスは、谷議員がおっしゃったように、エージレスといいますか、年齢とか障害等で差別することなく共通の基盤でというふうに私どもも思っております。 今、昨年ですか、改正されました障害者基本法のことについて触れておられますけれども、これは、難病については、その
○参考人(伊藤建雄君) 私は、日本難病・疾病団体協議会を代表しまして、難病患者の立場からこの自立支援法について疑問あるいは意見を述べたいと思います。 よく聞かれるんですけれども、私は、私自身が患者の一人でありますし、現在、若年性アルツハイマーを発病した妻の介護をしている家族としてもこの自立支援法について発言をしてまいりたいと思います。 初めに、この難病という言葉ですけれども、行政的には難病イコール